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ひな人形の展示、はじまりました

企画展情報
03 /02 2017
3月といえば桃の節供。にらみんでもおひなさまの展示がはじまりました!

民俗資料館でひなまつり

日時:平成29年3月1日(水)〜4月16日(日)
会場:民俗資料館2階展示室および蔵座敷

2017 民俗資料館でひなまつり チラシ

明治時代の「蔵座敷」には昭和40〜50年代の七段飾りのおひなさまが3組と、藤娘などの日本人形が飾ってあります。
蔵座敷のおひなさま展示2016 ブログ用

資料館二階には、明治時代〜昭和初期の内裏雛や押絵雛、昭和20年代後半から30年代に流行した御殿飾り付雛人形を展示しています。
おひなさまとおかぶとの展示 2016

目の覚めるような華やかな冠と衣装、昭和初期の古今雛。
華麗な冠を着けた女雛
古今雛 男女

今年はお雛さまメンバーの入れ替えを行い、去年とは別の内裏雛も展示しました。
明治時代の古今雛です。
内裏雛U 全体

見て下さい、この美男美女ぶり!!
展示作業の手を止めて、思わず写真を撮ってしまいました。
今年新たに展示したこの古今雛は、男女ともに目鼻立ちがくっきりとして、華やかなお顔です。
内裏雛U 男雛
内裏雛U 女雛

同じ時代でも、目鼻立ちが小さく穏やかで、いかにも優しい雰囲気のものもあります。
たとえば、こちらのお雛さまは穏やかで優し気なお顔立ち。
展示室で見比べてみてください。
やさしい雰囲気のおひなさま
明治時代のおひなさまの顔

こちらは、昭和20年代後半から30年代に流行した御殿飾り付のお雛さま。
本来は、この「竜宮城」のような御殿の下に四段の飾りが付いていたというから豪華です。
御殿飾り付きのおひなさま

もともと、雛人形の御殿飾りは天皇の住まいである御所を模したもので、茶色の屋根に白木の柱の落ち着いた色合いのものでした。
それが時代の遷り変りによって、極彩色のきらびやかな御殿になって行きました。
戦後の復興から高度経済成長期に入り、昭和39年の東京オリンピックへ向けてさらに昇っていこうとする時代の雰囲気を感じます。

立体のおひなさまだけでなく、平らなおひなさま「押絵雛」も展示しています。
厚紙の上に綿を載せ、布でくるんで作ったもので、平たいのですが詰め物のおかげで立体感もあります。
押絵雛は、特に長野県の松本市で江戸時代から明治時代にさかんに作られていたことで有名です。
押絵雛2016

押絵雛の製作手順は、
①紙に人形全体の下絵を描く。
②全体の下絵を元にして分解図を描く(顔や胴体、袖、脚など)。これが人形の各パーツの下絵になる。
③各パーツの下絵を厚紙に貼って切り抜き、型紙を作る。
④型紙の上に綿を載せ、布で包んで立体感を出す。
⑤顔のパーツには表情を描く。
⑥出来上がった各パーツを貼り合わせる。
⑦裏に竹串を付け、和紙を貼って補強する。
⑧専用の台座や藁を束ねた台に挿して飾る。
押絵雛も展示

当館には竹串がついた状態で保存され、台座が付属しているものがあります。
立てると、このような感じです。
立てた押絵雛

押絵雛は、いわゆる「お雛様・お内裏様」だけでなく、神功皇后と武内宿禰、源義経、川中島の合戦、忠臣蔵などの歴史上の人物・出来事を表したものや、七福神などのおめでたい神様を表したものもありました。

さらに、桃の節供だけでなく、五月の端午の節供にかかわる資料も展示しています。
明治時代に流行した山梨独特の端午の節供飾り「おかぶと」です。
武将などをかたどった張り子の面に、兜の鍬形(角のような部分)やよろいを模した厚紙を付けて、縁側に立てたり吊り下げて飾られていたものです。
当館蔵のおかぶと

「おかぶと」の立て方大図解。
図解・おかぶと

↓「おかぶと」については過去に詳しく書きましたので、下記の投稿をご参照ください↓
「おかぶと」も登場(2014年3月16日)
http://niramin01.blog43.fc2.com/blog-entry-330.html

明治末期に流行のピークを迎えたあと、五月人形の流通により廃れてしまい、現代ではほとんど忘れ去られてしまいました。残っていれば大変貴重です。

ちょっと時期を先取り?ですが、貴重な資料ですのでぜひご覧ください。

ロビーでもおひなさまが皆様をお出迎えしておりますよ。
これは昭和54年のお雛さまです。
ロビーのおひなさま2016

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※当館に対するお問い合わせは、お電話にてお願いいたします。


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