韮崎市民俗資料館ブログ〜「にらみん」のお散歩日記〜
「にらみん」は韮崎市民俗資料館のニックネームです。伝えたいな~、このまちのいろんなトコやコト♪
前回までは、乾門→帯郭→丸馬出しまでの行程をたどってきました。
ここからは、いよいよ城の正面入り口である大手から本丸を目指します。

新府城跡お散歩マップと解説パンフレット「親子で歩く新府城」は下記からダウンロードできます。
http://niramin01.blog43.fc2.com/blog-entry-515.html

今回のウォークで歩いたコース。青が本丸までの往路、赤が本丸からの復路です。
お散歩マップでのルート













想定復元図で往路を示すとこんな感じ。
想定復元図でのルート













さて、前回で到達した丸馬出しから後ろを振り返ると、そこには大手桝形虎口があります。
振り返ると大手













ここが、新府城の正面玄関です。
西北の乾門の桝形虎口と比べて土塁の規模が大きいことが分かります。
大手桝形














土塁の低くなっている部分が出入り口です。乾門と同じく内側と外側で位置がずれている喰違虎口になっています。
なお、乾門からは柱穴や礎石が見つかりましたが、大手からは見つからなかったそうです。門があったのかなかったのか?新府城については謎も多いのです。

では、新府城に入ることを許された客人の気分になって、大手から堂々と入ってみましょう。
切れ目が大手門の跡














大手の入り口の近くにはジュウニヒトエという花が咲いていましたよ。
花が重なって咲く様子を十二単にたとえたとか…花の名づけ方って本当に風流ですね。
ジュウニヒトエ














大手の桝形虎口を出てまっすぐ進むと、先ほどの砂利式の車道と合流します。
ここからは砂利道を通って本丸を目指します。
砂利道に合流














しばらく進むと道はゆるやかに右にカーブしていきます。
このカーブの上、砂利道より一段高い平坦面が三の丸跡です。
三の丸は土塁で東西に区切られています。
東西三の丸













ちなみに、三の丸の土台には雨が降った時に地下に排水をするための穴が開けられていたそうです。
排水の穴














西三の丸からさらに進むと、二の丸の前に築かれた土塁(馬出し)の跡があります。
砂利道の左右が高くなっていて、土塁の跡だということが分かります。砂利道は土塁を切り開く形で作られているのです。
二の丸手前馬出し付近













私たちは大手からこの砂利道を上がって簡単に本丸へ行くことが出来ますが、本来は別のルートだったはずです。
三の丸と二の丸の中を通って本丸へ行ったのかとも考えられますが、明確には分からないそうです。

馬出しからさらに進むと、左手に二の丸(本丸の西側で一段低い場所にある郭。勝頼の夫人か息子が住んでいた?)があります。
二の丸の入り口の門は、砂利道より高い場所にあったと考えられています。
二の丸の門












二の丸の脇を通り過ぎると、ついに本丸に到着です!
今は平坦な野原と林ですが、築城当時はここに甲府のつつじが崎の館(武田信虎・信玄・勝頼の三代にわたる政治の拠点。今の武田神社の場所にあった)に倣った建物群があったと想像してください。
本丸に着いた














本丸跡には藤武神社の社殿が鎮座し、「真田丸」のロケ地の旗もたくさんひるがえっています。
真田丸の旗














本丸に着いたら、ぜひ北側の端に行って八ヶ岳を眺めてください。
長篠合戦戦没将士の碑という巨大な石碑の左手に、眺望の開けた場所があります。
「真田丸」第一話で真田信繁と兄・信幸が八ヶ岳と新府城下を眺めて武田家の行く末を憂う…というシーンはここで撮影されました。
八ヶ岳を見よう













真田兄弟の気分になって、こんな風に立ってみると…
こんな風に立って見ると













目の前に八ヶ岳が眺められます!
本丸からの八ヶ岳













本丸で一休みしたあとは帰り道です。

帰りはルートを変えて、本丸→二の丸→井戸跡→乾門へと下ります。
本丸から砂利の車道をを引き返し、二の丸の看板まで来たら、今度は二の丸の中を通って行きます。
二の丸













二の丸の中を通り過ぎると下り坂になり、左手にすり鉢状の窪地が見えてきます。
これは井戸の跡です。雨水や山の斜面から浸みだしてきたきた水を「漏斗」上に溜める構造をしています。
発掘では4m掘っても底が現れませんでした。
井戸の解説板












整備直後の井戸跡の様子
整備後の井戸跡














井戸跡を過ぎると道が平坦になり、乾門跡へ至ります。
井戸から乾門へ














これで新府城跡を一周してきたことになります!時刻は11時55分になっていました。たいへんお疲れさまでした!
再び乾門へ戻って来た














次回の「ふるさと再発見ウォーク」は、6月11日(土) 9時~15時に穴山を歩く予定です。
お申し込み・お問い合わせは、韮崎市中央公民館 0551-20-1115 へお願いいたします。
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