韮崎市民俗資料館ブログ〜「にらみん」のお散歩日記〜
「にらみん」は韮崎市民俗資料館のニックネームです。伝えたいな~、このまちのいろんなトコやコト♪
新府城跡の周りには、「桃源郷」が広がっていることをご存知ですか?
桃の産地と言えば、山梨県では笛吹市や南アルプス市というイメージがあるかもしれませんが、実は韮崎市にも桃の一大産地があるんです。

それが、新府城跡の東側一帯に広がる「新府桃源郷」です。
新府共選所にも、誇らしげに看板が!
共選所














新府桃源郷の魅力は、土地に起伏があるので様々な角度から花を楽しめるという点です。
高い所から見渡せばピンクのじゅうたんが広がり、桃畑の中の道を下りながら散策すれば、桃の花を自分の目の高さで間近に堪能できます。
鮮やかに描かれた絵本の世界に迷い込んだようです。

新府の桃の開花状況ですが、観光協会によると今週が見頃を迎える見込みとのことです。
http://www.nirasaki-kankou.jp/

写真は昨年4月16日のものですが、今年は早くも今週が見頃になるそうなのでお見逃しなく。
桃と鳳凰三山














起伏のある地形













桃と菜の花と八ヶ岳














桃と茅ヶ岳














最近は新府城跡を訪ねる方がたいへん増えていますが、おそらく、今が一番景色が美しい時期ではないでしょうか。
桜と、桃と、菜の花が一緒に見られるのは今だけです。

車でいらっしゃる方は、新府城跡見学者用の駐車場または新府共選所の駐車場をご利用いただき、周辺を散策ください。

新府城跡見学者駐車場
新府城の脇に駐車場があります














新府桃源郷は、昭和40年代の「新府パイロット開拓事業」によって誕生しました。

昭和20年代、この地域では米や麦の栽培のほか養蚕が盛んで桑畑が多くありましたが、桃の栽培に適した土地として新府果実組合も設立されていました。
昭和38年ごろから国と県によって農業構造改革事業が進められ、韮崎市でも平地林を開拓して農家の選択的規模拡大と果樹専業農家の育成を目的に、「桃団地」の造成が計画されました。「新府地区県営開拓パイロット事業」です。
パイロット事業は昭和41年度に起工し、5年の計画で完成しました。

新府共選所の隣には、事業から15周年を記念して、昭和56年に建てられた石碑が建っています。
桃のお花見の際は、そんな歴史も垣間見ていただけたらと思います。
開拓記念碑














開拓記念碑 うら
















「景観」は、時代時代の人びとの生活によって移りゆくもの。

桃畑が広がる前は、ここは桑畑だったのかな…?
桃も桑も無かった頃はどんな風景だったのだろう?
勝頼が新府城にいるころ、この桃畑のあたりに家臣の屋敷が見えたんだろうな…
(新府共選所の東側からは、真田昌幸の弟・信尹の屋敷跡とも考えられる遺跡が見つかっています。隠岐殿遺跡といいます。詳しくはこちらの記事を参照ください)
http://niramin01.blog43.fc2.com/blog-entry-506.html

ぜひ想像してみてください。

スポンサーサイト
 
コメントを投稿する
::この記事へのコメント::
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
::この記事へのトラックバック::