韮崎市民俗資料館ブログ〜「にらみん」のお散歩日記〜
「にらみん」は韮崎市民俗資料館のニックネームです。伝えたいな~、このまちのいろんなトコやコト♪
8月に入り、にらみんと仲間たちは児童センターへ出前講座に出かける機会が増えました。
毎年夏休みに韮崎市内の児童センターへお出かけして、土偶の切り絵をしたり、江戸時代のお買い物ゲームをしたり…小学生のみなさんと楽しい時間を過ごしています。
楽しくて、ちょっとお勉強にもなる…というと堅苦しくて嫌なんですが、工作で手を動かしたり、班のみんなでワイワイ話し合いながら、昔のくらしや歴史に興味持つきっかけになってくれたらいいなあ、と思って取り組んでいます。

毎年違った内容で行っているので、今年は何をしようかと思案していたのですが、縄文土器の絵を描いてもらうことにしました。
にらみんで展示している本物の縄文土器を持って行って、それを見ながら描くんです!
今年はスタッフだけじゃなく、土器も出前する訳ですね。

見てもらうだけでなく、触ったり持ち上げることもしてもらいます。
手触りはザラザラなのか、ツルツルなのか。想像していたより重いのか軽いのか。
そういうことも身体で体験してほしいからです。

正直、持っていく方としてはハラハラします。
でも、「土器はたくさんの人にとって大事なもの」「ふざけて壊してしまったら、他のセンターのお友達が土器を見られなくなる」「だから約束をまもって大切にあつかう」、ということも含めて体験してもらいたいので、実物を持っていきました。

韮崎北西児童センターでは、土器の梱包を解くところからお見せしました。
これは普段見られる機会はないでしょう!
5000年前の人たちの置き土産ともいえる大事な土器を守るため、やさしく包まれていることを見てもらいました。
梱包を解くところからお見せしました














中から本物の縄文土器が現れると、みんな目を輝かせたり笑顔を見せていました。
土器登場!















韮崎児童センターでも、本物の土器の登場にみんな大注目です。
本物の土器も出前















各班にひとつづつ土器を配り、質感や重さを身体で感じてもらったあとは、いよいよ土器デッサン。
「土器の色は何色ですか?」とにらみんが問いかけたら、みんな「茶色」「こげ茶色」と答えました。
うん、たしかにそうだね。土の色だもんね。

…でも、ほんとにそうかな…??
「にらみんには、土器が水色に見えたり緑色に見えることもあるよ」って言ってみました。

「このぐるぐるしている模様は水みたいだなぁ。だから私にはこの土器が水色に見えるよ〜」
「こっちのぐねぐねしてるのはヘビみたいな魚みたいな感じ…私はここを緑色で描きたいな〜」

なんて言ってみたら、児童センターのみんなはどんどん素敵な色でデッサンしてくれました!
こちらの予想をはるかに上回る、「にじいろ土器」が次々と生み出されました。
にじいろ土器が次々に












土器の中に川が流れていて、そこを魚たちが泳いでいたり。
土器の中にお星さまや太陽や暗闇が隠されていたり。
土器の中から七色のヘビたちがどんどん飛び出して来たり。

こどもたちが土器の中から誰も知らない形を、色彩を、そして物語を掘り出していくさまは、圧巻でした。

児童センターの出前講座は今後も続きます。どんな「にじいろ土器」に出会えるのか楽しみです。



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