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元々は“シック”だった御殿飾り

企画展情報
03 /15 2015
現在展示しているおひなさまをご紹介します。
(3月3日はもう過ぎたけど…と思わずに!山梨ではひと月遅れの4月3日におひな祭りをすることが多いのです)

御殿飾り付きのおひなさま


赤や緑でカラフルに彩色され、しゃちほこなどの豪華な金具がついた宮殿形の飾りは、昭和10年代から東海地方で作られるようになりました。
戦後になり、生活に余裕が生まれるにつれて普及しました。昭和20年代後半から30年代に最も流行しました。
それ以降は、御殿飾りの付かない段飾りの雛人形が全国的に普及し、姿を消していきました。


竜宮城のような御殿

御殿飾りの発祥は、京都御所をかたどった模型の中に雛人形を飾るというものでした。
江戸時代後期に京都や大阪ではじまりました。
当時の御殿飾りの色は、茶色や白木そのものの色で、全体に控えめでした。

もともとの御殿飾りのモデルとなった京都御所(紫宸殿)です。
京都御所

展示している竜宮城のようにカラフルできらびやかな御殿飾りとは全然イメージが違いますね。

ちなみに、現代でも雛飾りの中に「桜」と「橘」があるのは、御所の庭を模した名残りです。
おひなさまが宮中の様子を表していることが、こんな所からも偲ばれます。

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