韮崎市民俗資料館ブログ〜「にらみん」のお散歩日記〜
「にらみん」は韮崎市民俗資料館のニックネームです。伝えたいな~、このまちのいろんなトコやコト♪
食の道具関連コーナーでは、こんなものも展示しています。

「ハイトリック」!

ハイトリック














こんな道具です。大正時代のもの。
木製の箱と金網が組み合わされています。

何に使うかというと、その名の通り?、
「ハエをとる」ための道具です。
高度なトリックを使って、自動的(!)にハエをとるから「ハイトリック」…。
(有名な製薬会社さん的なネーミングですよねぇ)

どんなトリックが仕掛けられているのでしょう?

まずは、四角い柱みたいな部分に砂糖水や酢を塗ります。

そして、箱の側面のぜんまいを巻きます。
すると、四角柱の部分が回転し始めます。
箱の中にはたくさん歯車が入っていて、ネジを巻くと
柱が回るようになっているのです。
(オルゴールの仕掛けを思い浮かべて頂ければそっくりです)

ハイトリックに近づいたハエがいると、においにつられて
四角柱のローラーにとまります。
すると、「あ〜れ〜!」と(言うか分かりませんが)ローラーに
巻き込まれてしまいます。

巻き込まれたハエは、金網の部分に入るしかありません。
金網は、箱の部分とフックでつないであるだけなので、
取り外して中のハエを捨てることができます。

 ハイトリックの解説













うーん、ぜんまい仕掛けのハイなトリック。
「ハイトリック」は大正8年(1919)に愛知県名古屋市の尾張時計が発売し、
大ヒットしたそうです。
時計のぜんまい技術を生かした商品なんですね。

なかなか有名な機械で、各地の資料館で収蔵されているようです。
以前、NHKの番組で江戸東京博物館の収蔵品が紹介された際、
学芸員の方がおすすめ資料としてハイトリックを見せておられました。
確かに、見た方の誰もが面白い!と喜ぶ資料ですよね。

今回の展示では、年貢米の旗の横にハイトリックが置いてあります。
それには理由があるのですが…次回にお話ししたいと思います。
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