韮崎市民俗資料館ブログ〜「にらみん」のお散歩日記〜
「にらみん」は韮崎市民俗資料館のニックネームです。伝えたいな~、このまちのいろんなトコやコト♪
古典落語「薬缶(やかん)」は、

“やかんはどうしてやかんという名前になったのか?”

という問いに対して、何でも知ってると威張るご隠居が
嘘八百のホラを語りまくる、というお話です。

川中島とやかんが一体どう関係するのか!?
その衝撃の理由は、ぜひ高座でお聞き頂きたいと思います(笑)

さて、前回ご紹介した川中島合戦の錦絵。
アップで見てみましょう。

謙信を発見!
馬上から刀を振り下ろし、信玄に斬りかかります。
斬りかかる謙信!
















床几に腰かけ、軍配で受け止める信玄!
軍配で防ぐ信玄!















おなじみのシーンですね。
テレビドラマでもクライマックスとして描かれますが、
浮世絵でも欠かせない大人気のシーンでした。

でも、ご存じでしたか?
「信玄・謙信ともに馬に乗り、川の中で戦う」
というバージョンの錦絵もあるんです。

たとえば、山梨県立博物館に所蔵されています。
(下記リンクからご覧になれます)
常設展に展示されることもありますので、機会を狙ってぜひ実物をご覧ください。
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/3nd_tenjiannai_03kansyo_02osusume.htm

なぜ別バージョンがあるのか?その理由は「書物」にあります。

武田側の視点で記述された書物『甲陽軍艦』では、
「馬の乗って斬りかかる謎の武者(謙信)」VS「床几に腰かけて軍配で受け止める信玄」
という対決が記されています。

一方、上杉側の視点で記述された『北越軍記』では、
二人とも馬に乗り、川の中で戦ったことになっています。

絵の元になる本が何かによって違いが出るのですね。
そんなことも気に留めながら色々な錦絵を見ると、
一層楽しさが増すのではないかと思います。
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