韮崎市民俗資料館ブログ〜「にらみん」のお散歩日記〜
「にらみん」は韮崎市民俗資料館のニックネームです。伝えたいな~、このまちのいろんなトコやコト♪
先日放送された「ウッティタウン6丁目」、おかげさまでごらんになったお客様が「ウーラ」や「にらみん」に会うために足を運んでくださっています。ありがとうございます!
カラテカ矢部さんの描いてくださったウーラとにらみん、そして「〇るみん」…激似でした!^^

さて、早いものでもう3月ですね。寒さの中にも、ふと吹き過ぎる風の中に春の匂いを感じられるようになりました。
あちらこちらで梅の花が可憐に咲いている姿も見られます。

3月といえば桃の節供。にらみんでもおひなさまの展示がはじまります!

「にらみん」でひなまつり

日時:平成28年3月1日(火)〜4月17日(日)
会場:民俗資料館2階展示室および蔵座敷


民俗資料館でひなまつり チラシ2
















今年は二年ぶりに蔵座敷におひなさまを飾りました。
いつもよりぐっと華やいだ雰囲気をお楽しみください。
蔵座敷のおひなさま展示2016 ブログ用















明治時代の雛人形や昭和30年頃の御殿付き雛飾りは、民俗資料館の二階で展示しています。
おひなさまの展示2016















明治時代の「古今雛」を3組展示しています。
目の覚めるような鮮やかな衣装、特に袖の刺繍が華やかです。
古今雛 男女
















古今雛















こぼれるように大きな冠の華やかさに目を奪われます。
表情も「目ヂカラ」があり、美しい女王様のようです。
みごとな冠














同じ時代、同じ種類のおひなさまでも、二組目は柔らかく優しい雰囲気。
顔立ちもこぢんまりと穏やかですし、衣装の色あいもやや控えめですね。
やさしい雰囲気のおひなさま














三組目のおひなさまは、あごがキュっと締まった細面にバランスのよい目鼻立ち。
女優さんのように整った和風美人です。
美人なおひなさま














竜宮城のように立派な御殿が付いたひな飾りもあります。
昭和20年代後期から昭和30年代に流行した形式です。
御殿飾りつき















立体のおひなさまだけでなく、平らなおひなさま「押絵雛」も展示しています。
厚紙の上に綿を載せ、布でくるんで作ったもので、平たいのですが詰め物のおかげで立体感もあります。
押絵雛は、特に長野県の松本市で江戸時代から明治時代にさかんに作られていたことで有名です。
押絵雛2016















押絵雛の製作手順は、
①紙に人形全体の下絵を描く。
②全体の下絵を元にして分解図を描く(顔や胴体、袖、脚など)。これが人形の各パーツの下絵になる。
③各パーツの下絵を厚紙に貼って切り抜き、型紙を作る。
④型紙の上に綿を載せ、布で包んで立体感を出す。
⑤顔のパーツには表情を描く。
⑥出来上がった各パーツを貼り合わせる。
⑦裏に竹串を付け、和紙を貼って補強する。
⑧専用の台座や藁を束ねた台に挿して飾る。

当館には竹串がついた状態で保存され、台座が付属しているものがあります。
立てると、このような感じです。
立てた押絵雛














押絵雛は、いわゆる「お雛様・お内裏様」だけでなく、神功皇后と武内宿禰、源義経、川中島の合戦、忠臣蔵などの歴史上の人物・出来事を表したものや、七福神などのおめでたい神様を表したものもありました。

さらに!桃の節供だけでなく、五月の端午の節供にかかわる資料も展示しています。
明治時代に流行した山梨独特の端午の節供飾り「おかぶと」です。
武将などをかたどった張り子の面に、兜の鍬形(角のような部分)やよろいを模した厚紙を付けて、縁側に立てたり吊り下げて飾られていたものです。

「おかぶと」大図解。
図解・おかぶと














↓「おかぶと」については過去に詳しく書きましたので、下記の投稿をご参照ください↓
「おかぶと」も登場(2014年3月16日)
http://niramin01.blog43.fc2.com/blog-entry-330.html

明治末期に流行のピークを迎えたあと、五月人形の流通により廃れてしまい、現代ではほとんど忘れ去られてしまいました。残っていれば大変貴重です。

今年は、展示できるおかぶとが5つに増えました!

これまでも展示していた2つのおかぶとに加え、
当館蔵のおかぶと














韮崎市立穂坂小学校からお譲りいただいたおかぶと3つが仲間入りです。
穂坂小学校旧蔵おかぶと














ちょっと時期を先取り?ですが、貴重な資料ですのでぜひご覧ください!
ロビーでもおひなさまが皆様をお出迎えしておりますよ。
ロビーのおひなさま2016














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2016/02/28(日) 14:00:30

平成28年3月の休館予定

平成28年3月の休館予定をお知らせいたします。

※祝日の振替休館のため、月曜日以外の休館日がございます。
ご来館を予定されている方は、ご注意下さいますようお願いいたします。

【平成28年3月の休館予定】

 3日(木)  午後1時まで休館
 7日(月)  
 10日(木) 午後1時まで休館
 14日(月) 
 17日(木) 午後1時まで休館 
 18日(月) 午後1時まで休館
 21日(月) 祝日のため開館 
 22日(火) 祝日にともなう振替休館
 23日(水) 祝日にともなう振替休館 

 24日(木) 午後1時まで休館
 28日(月)
 
今週、2月25日(木)のテレビ山梨「ウッティタウン6丁目」に韮崎市民俗資料館が登場します!

夕方4時53分からの放送です。チャンネルは「6」


「カラテカ矢部のおもひでスケッチ」というコーナーに出させていただきました^^
そう、先日にらみんに来てくれたタレントさんとは、カラテカ矢部さんです!

七里岩の模型を見学する矢部さん。
韮崎市の模型を見る矢部さん(ブログ用)














絵が得意な矢部さんが色々な市町村を訪ねて、その町の自慢になるモノや場所を探検したり、地域の人とふれあいながらスケッチを仕上げるコーナーです。隔週の木曜日に放送されています。
2月25日(木)は「韮崎市・七里岩編」ということで、七里岩の上にあるにらみんに来てくださいました。
にらみんが自慢したいものは色々ありますが、やっぱり大英博物館に出張したスター土偶の「ウーラ」、そして日本一の美人土偶「ミス石之坪」ははずせません。

私が「ミス石之坪」。ツヤツヤでツルツルの美肌土偶なの。円野町の石之坪遺跡出身よ。
にらみんのモデル(韮崎市石之坪遺跡出土) ブログ用
















おっきいにらみんが、ミス石之坪を発掘したときのエピソードを矢部さんにお話しましたよ。
石之坪の土偶と矢部さん(ブログ用)













ご存知、後田遺跡(藤井町)の仮面土偶「ウーラ」です。
ウーラ(ブログ)

















実物のウーラを見て、テンション上がりまくりな矢部さん!
ウーラにびっくりの矢部さん(ブログ用
















実物ウーラに矢部さん大興奮(ブログ用)

















ウーラのレプリカに触れる体験もしていただきました!
ウーラのレプリカと矢部さん(ブログ用)
















矢部さんにはにらみんの展示室のほか、蔵座敷や「花子とアン」ロケセットも見学していただきました。
どんなふうに放送されるのかな…ドキドキします。
そして何より、矢部さんがどんなスケッチを描いてくださったのかが楽しみ!

スケッチは当日の放送で披露されるので、私たちもまだ見ていないんです。
仕上がったスケッチを見たディレクターさんのお話によると、にらみんの土偶がかなりフィーチャーされているそうで、「期待してください!」とのことでした。おお~!

というわけで、UTYテレビ山梨が視聴できる山梨のみなさん、今週の木曜日は「ウッティタウン6丁目」をぜひごらんください^^
 
今年度最後の学校見学は、韮崎北西小学校3年生のみなさんです。
インフルエンザが流行っているけど、無事に来てくれて良かった!

北西小のみなさん




元気いっぱい次々に質問してくれるので、話に夢中で写真を撮ることを忘れてしまいました(*_*;
ゴメンナサイ…。

北西小のみなさんには、学区内にある「為朝神社」のお話をしました。
地域の歴史に目を向けると同時に、「むかしの道具」には、実用的な働きをするものだけでなく、お祈りやおまじない=「心」にかかわる物のあることを伝えたかったからです。

為朝神社は神山町の武田八幡宮のすぐ南側にあり、平安時代の弓の名手「源為朝」をまつっています。
為朝神社(ブログ用)














為朝は平家物語などにも登場する豪傑です。一本の矢を放つだけで、鎧を着た武士を二人かさねて貫き通した、というほどの怪力の持ち主と伝えられています。
その圧倒的な力強さで疫病さえも追い払うと考えられ、後世、為朝は「疱瘡(天然痘)」という伝染病を防ぐご利益があると信仰されるようになりました。
天然痘を予防する種痘が広まる以前は、神山の為朝神社に多くの人が参拝していました。お堂の中には大きな為朝像がまつられています。
為朝像(ブログ用)














神社にお参りに行くだけでなく、家の軒先に疱瘡除けの飾りを載せる風習もありました。
これは同じく北西小の学区内、円野町にあった疱瘡除けの飾りです。
赤い紙垂が付いているのが、疱瘡除けに関するまじないやお札の特徴です。
疱瘡神の飾り















今のように薬や医療技術が発達していなかった時代、祈ることで病気から逃れようとした人の切実さは、私たちの想像を超えるものだったと思います。命にかかわる疱瘡はむろん、それ以外の病気であっても願いは同じだったでしょう。
そんなことを想像してもらえたらと思います。
「為朝神社知ってる!」「弓の名人でしょ!」と答えてくれた子たちがいて、今も地域の歴史に根付いている神社なのだと感じました。

病気と同じく、火事もむかしの人にとって最も恐ろしいものでした。
これは火事除けのご利益がある秋葉さんのお札です。
秋葉さんのお札














韮崎北西小では、昔からある行事について調べようという宿題が出ていました。
子どもたちに訊いてみたところ、「天神講」を挙げてくれる子がいました。

12月25日ころに公民館に集まって、習字紙に「天満天神宮」と書き、竹に幟のように付けて天神さんの祠へ奉納しに行くという行事です。
学問の神・菅原道真の命日(2月25日ですが、12月25日や1月15日に講を行うこともあります)にお供え物をし、学業上達を願うというものです。その後は、みんなでケーキを食べたり、ビンゴ大会をします。昔は炊き込みご飯などを食べていたそうですよ。
また、かつて天神講の日は家の中にに道真の絵を飾っていました。

写真は神山町鍋山のお天神さんのほこらです。田んぼの中にあります。写真を撮った日はお天神講の後だったので、「天満天神宮」の幟が落ちてしまっていました。残念。
御天神さんのほこら














天神講は全国的にありますが、韮崎市内でも行われて来た行事で、昔の子供たちにとっては年に一度のお楽しみでした。みんなで集まってご飯やお菓子を食べて遊ぶなんて、そりゃ楽しいですよね^^
ノーベル賞を受賞された大村智博士(韮崎市神山町出身)も、子供の頃天神講に参加したことがあるそうです。

天神講に参加したことがある女の子が、お友達に「天満なんとかって字を書いてね、竹につけてね…」と一生懸命説明しているのが、とてもうれしかったです。
クラスの中には色々な地区の子がいます。それぞれの地区のお祭りや行事の様子を教え合えたら、いい勉強になりますね。

韮崎北西小学校のみなさん、ありがとうございました!
 
先月見学に来てくれた韮崎北東小学校のみなさんからも、お礼のお手紙をいただきました!
ありがとうございます^^ 本当にうれしいです

北東小のみなさんからのお手紙














「昔のことは興味が無かったけど、初めて興味を持てました」
「韮崎北東小のある場所から、たくさんの物が見つかったことにびっくりしました」
「昔はスケー下駄というのがあって、池でスケートをしたことを初めて知りました」
「次はお母さんをつれて行きたいです」etc…
たくさんの感想をありがとうございます。

見て下さい、このしっかりした綺麗な字…小学校三年生ってすごいですね!
しっかりした字です














便箋のまわりに可愛い飾りを描いてくれた子もいます。
「むかしのこと」「むかしのもの」…勉強した内容になってる!
むかしのこと










むかしのもの










あ、番傘!赤いから、これは「花子の家」の入り口に置いてある傘ですね^^
番傘










下駄とテレビだ!
下駄とテレビ










花子の家と水車も!
花子のおうち










水車










韮崎北東小学校3年生のみなさん、ありがとう!また来年も待ってます〜^^


 
先日1月26日に見学に来てくれた甲斐市立敷島北小学校3年生のみなさんから、お礼のお手紙が届きました!
敷島北小のみなさんからお手紙をいただきました














「昔の道具と今の道具がどうして違うのか興味を持ちました」
「今の暮らしの便利さがよく分かりました」
「家に帰ってお母さんにいろいろ説明できました!」
「土器拓本は難しかったけど楽しかったです」

うれしい感想をたくさん作文にしてくれて、にらみんたちは有難い気持ちでいっぱいです。
作文だけでもうれしいのに、絵を描いてくれた方もたくさんいて感激です!

全部ご紹介できなくて申し訳ないのですが、いくつかご紹介させてください。

すごい!「花子の家」を詳細に再現してくれています(驚)。
難しい大八車を見事に描いています。軒先の干し柿やとうもろこしまで!
そして、石之坪遺跡の土偶の特徴も完全にとらえてますね。
絵も描いてくれました 2














にらみんが説明した「すずめおどし」を描いてくれてうれしいなぁ^^
しかも「カンカン」と音を鳴らす道具だということも書いてくれてますね!
絵も描いてくれました 4















いろりで美味しそうなお料理を作ってる!黄色いお汁に赤や緑のお野菜…「ほうとう」ですね♪
お鍋を吊るしてある「自在鉤」の表現も完璧です。
絵も描いてくれました 3












「火のし」だ!炭を入れる部分の形といい柄の長さといい、展示してある火のしと本当にそっくりです。
絵も描いてくれました 5













あー、「昔の電話」だ♪ロビーの隅の方に飾ってあるのですが、ちゃんと見ていてくれたんですね^^
絵も描いてくれました 7













わー、「にらみん」も描いてくれました!うれしい〜。
絵も描いてくれました 6













後田遺跡の仮面土偶「ウーラ」も!体の特徴をしっかりとらえていますね〜。
絵も描いてくれました 8














敷島北小学校3年生のみなさん、本当にありがとうございました!
 
おととい2月3日には、にらみんに「意外な方」がご来館されました。

テレビでおなじみのタレントさんです^^
とある芸人さんがご来館!














お笑い芸人さんですが、気象予報士の資格をお持ちだったり、語学や漢字が堪能という知性派。
さらには絵がお上手で雑誌に連載を持つなど、多才な方です。

にらみんには、UTYテレビ山梨「ウッティタウン6丁目」の番組収録のためにいらっしゃいました。
放送予定は2月25日(木)夕方4時53分〜です。

こちらは、後田遺跡の仮面土偶「ウーラ」を見ていただいているところ。
ウーラのレプリカにも触れていただきましたよ。
ウーラを見て頂いてます











礼儀正しくて笑顔がかわいい、とっても感じの良い方でした♪
放送日が近づきましたら、お顔をお出しして、写真を追加いたしますね!
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記事にするのが遅くなってしまいましたが、先日1月29日には穂坂小学校3年生のみなさんが見学に来てくれました。
雪も心配されましたが、当日は雨となりました。
冷たい雨の中をがんばって見学してくれました!

まずは展示室で昔の道具を探検です。
これは、大むか〜〜〜しの「お鍋」だね。
大昔のおなべだね















おっ!番傘似合ってるね!
この傘には「布七」と書かれています。「布屋七左衛門」のことです。
江戸時代から韮崎宿で質屋やお酒の販売業などを営んでいた豪商で、小林一三(阪急電鉄や宝塚歌劇団を創設した実業家)が育った家としても有名です。
番傘で記念撮影















この道具は、何に使うかみんなすぐ分かりました。でも、実物は重い!!
お餅ぺったん













当館には穂坂小学校から頂いた郷土資料もあります。せっかくの機会なので、展示室に持って来て触れてもらいました。
レコードは裏も表も両方聴けて、別々の曲が入っていることにびっくり。
穂坂小郷土資料レコード













穂坂地域はかつて養蚕が大変さかんでした。
これは繭から糸を取り出して木枠に巻き付ける座繰り器です。糸が巻かれたまま保存された糸枠もあります。
穂坂小郷土資料座繰り器













当館には炭火アイロンがいくつもありますが、穂坂小のものは特におしゃれです。
穂坂小郷土資料炭火アイロン













ふたの部分に富士山が描かれています!
穂坂小郷土資料炭火アイロン ふた














展示室で一生懸命スケッチやメモをしてくれたあとは、縄文土器の拓本体験。
穂坂小 土器拓本体験















拓本の後は、後田遺跡の仮面土偶(ウーラ)のレプリカに触れたり、記念撮影をしてもらいました。
ウーラのレプリカを見せる














そして、最後は外の水車や蔵座敷の見学です。冷たい雨の中だけど、みんな頑張って聞いてくれました。
穂坂小 水車見学













穂坂小 蔵座敷見学













今度はぜひ、お天気のいい日にご家族やお友達と来てくださいね〜^^