韮崎市民俗資料館ブログ〜「にらみん」のお散歩日記〜
「にらみん」は韮崎市民俗資料館のニックネームです。伝えたいな~、このまちのいろんなトコやコト♪
2014/11/27(木) 16:00:15

「食の道具」から味わう歴史

「花子とアン」ゆかりの場所としておなじみになったにらみんですが、
「民俗資料館」としての展示も、少しずつ入れ替えをしながら
皆様のお越しをお待ちしていますよ。

最近では、「食の道具」に関するミニコーナーを作りました。

江戸時代、韮崎宿は甲州街道と佐久往還、駿信往還とが交わる要所。
いわば高速道路のジャンクションだったと言えるでしょう。
「韮崎宿ジャンクション」は、単に道の切り替えポイントではなく、
サービスエリアや物流センターとしての機能も兼ね備えていました。

そんな韮崎宿に、もっとも多く集まった物とは何でしょう?
それは、米と塩です。
韮崎宿には、北巨摩地域のみならず信州からも年貢米が集積されました。
集められた米は、宿に隣接した船山の船着き場から舟に載せられ、
釜無川を下って鰍沢河岸へと運ばれて行きました。
韮崎宿は「陸と川のジャンクション」でもあったのです。
江戸へ大量の年貢米を輸送するには、鰍沢から舟で駿河湾方面へ運ぶのが
最も効率的でした。

年貢米につけられた旗
御城米の旗の展示













そして、鰍沢から韮崎に戻る船はもちろん空っぽではありません。
とても大事なもの…塩を載せて釜無川を上がってきました。
韮崎は北巨摩、信州南部に向けての塩のターミナルでもありました。

米や塩に着目すると、そこからは道と川が見えてきます。

そして、米からはしょうゆや味噌、酒も生まれました。

酒樽や燗つけ器
酒関連の展示













川には水車がかかり、そこで製粉された粉からはほうとうが作られました。

ほうとう製麺機やふるいなどの展示
ふるいなどの展示













もちろん、川では魚もとれました。

魚を捕る道具の展示
魚捕りに関する道具の展示













ミニコーナーでは、米や酒に関する道具、粉食に関する道具、
魚とりの道具などを展示しています。
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2014/11/27(木) 15:04:28

紅葉ラストチャンス

11月も残すところあと三日。
それが過ぎれば、もう師走です。

昨日、一昨日と甲府盆地は雨が降りました。
標高の高い山では雪が降り、山肌の白さがさらに増しています。

蔵座敷の門前から望む富士山も白くふんわりした衣をまとっています。
11月27日の富士山















にらみんの水車の裏には立派な紅葉があり、
日に透けると目にまぶしいほどの赤さです。
もみじの紅葉のピークは過ぎ、すでに赤みのトーンは
くすんでいますが、陽射しを浴びると鮮やかさに驚かされます。
蔵座敷からだと、こんな感じに見えます。
灯篭越しの紅葉














天気のいい日は、紅葉と一緒に青空を眺めてみて下さい。
赤と黄の紅葉














 
祝日にともなう振替休館日のお知らせを申し上げます。

11月24日(月) 開館
11月25日(火) 振替休館
11月26日(水) 振替休館
11月27日(木) 午後1時まで休館


「花子とアン」ロケセットは、休館日でもごらんになれます。
(建物の構造上、セットの中に入ることはできませんのでご了承下さい)

蔵座敷の室内は、休館日はごらんになれません。
 
2014/11/09(日) 11:18:14

ポストさんの心の声

にらみんのお庭には、隠れた人気者がいます。
いらっしゃったお客さんは必ずと言っていいほど、

「あー、懐かしいものがある!」

と声をあげます。
不思議なことに、ご年配の方だけでなくお若い方も。

その人気者とは、「ポストさん」です。
ポストさん(ブログ用)















昭和55年ににらみんが建設されたときから、
ここに立っていたと思われるポストさん。
元々はにらみんではなく、韮崎市中田町の中田郵便局の
業務区域内にあったものです。
(正確な場所は分かりませんでした)

この丸い形に、誰もが郷愁を感じてキュンとなってしまうようです。
丸いポストを知らないはずの若い世代の方にも、えもいわれぬ
ノスタルジーを呼び起こすようです。
そして、お子さんには見たこともない形が珍しいのだと思います。

大人気ゆえ、
「このポストまだ使えますか?」
「郵便を入れたいんですけど…」
というお客様が続出。

そこで、寡黙なポストさんがついに口を開きました。
甲州弁で。
ポストさん心の声(ブログ用)













残念ながら、ポストさんは、「へぇ仕事からは引退してるさ」とのこと。
ポストさんの第二の人生、あたたかく見守って下さい。
にらみんの玄関から向かって左、蔵座敷へ行く通路の途中にあります。
 
古典落語「薬缶(やかん)」は、

“やかんはどうしてやかんという名前になったのか?”

という問いに対して、何でも知ってると威張るご隠居が
嘘八百のホラを語りまくる、というお話です。

川中島とやかんが一体どう関係するのか!?
その衝撃の理由は、ぜひ高座でお聞き頂きたいと思います(笑)

さて、前回ご紹介した川中島合戦の錦絵。
アップで見てみましょう。

謙信を発見!
馬上から刀を振り下ろし、信玄に斬りかかります。
斬りかかる謙信!
















床几に腰かけ、軍配で受け止める信玄!
軍配で防ぐ信玄!















おなじみのシーンですね。
テレビドラマでもクライマックスとして描かれますが、
浮世絵でも欠かせない大人気のシーンでした。

でも、ご存じでしたか?
「信玄・謙信ともに馬に乗り、川の中で戦う」
というバージョンの錦絵もあるんです。

たとえば、山梨県立博物館に所蔵されています。
(下記リンクからご覧になれます)
常設展に展示されることもありますので、機会を狙ってぜひ実物をご覧ください。
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/3nd_tenjiannai_03kansyo_02osusume.htm

なぜ別バージョンがあるのか?その理由は「書物」にあります。

武田側の視点で記述された書物『甲陽軍艦』では、
「馬の乗って斬りかかる謎の武者(謙信)」VS「床几に腰かけて軍配で受け止める信玄」
という対決が記されています。

一方、上杉側の視点で記述された『北越軍記』では、
二人とも馬に乗り、川の中で戦ったことになっています。

絵の元になる本が何かによって違いが出るのですね。
そんなことも気に留めながら色々な錦絵を見ると、
一層楽しさが増すのではないかと思います。
 
先日、韮崎のあるお蕎麦屋さんで落語を楽しませて頂きました。
8月に蔵座敷で開催した「お蔵de落語」の際に大変お世話になった、
にらさき落語会の小澤さんのご縁によるものです。

今回の寄席は春風亭柳橋師匠が高座に上がられました。
演目は、「薬缶(やかん)」と「御神酒徳利(おみきどっくり)」。
落語初心者の新米にらみんはどちらも初めて聴くネタで、
もう大爆笑でございました(^^)

びっくりしたのは「薬缶」の中に川中島の合戦が登場することです!
「薬缶」は有名な噺なので、落語に関心のある方はご存知だと思いますが、
何せ私は初心者なもので…。
(でも、その分毎回が新鮮で、未知の笑いと驚きに満ちています!)

偉そーなご隠居の珍妙なホラ話に大ウケしていたら、突如

「時は永禄4年っ!」

と、話しぶりが講談調に転じて度肝を抜かれました。
「永禄4年って…川中島の戦いじゃん!!」
と、俄然にらみんのテンションも上がります。

なぜかというと、資料館の展示には川中島合戦の錦絵があるのです。

「武田の里と韮崎宿」コーナーの中にあります
武田の里と韮崎宿展示コーナー













こちらです。
川中島合戦を描いた錦絵と扇













江戸時代には武田家の歴史を記した『甲陽軍艦』がベストセラーになり、
信玄と謙信の一騎打ちを描いた錦絵も大人気となりました。
展示しているのは、歌川芳虎のもの。
芳虎は幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師です。

つづきはまた次回に… →その2へつづく
 
祝日にともなう振替休館日のお知らせを再度申し上げます。

11月4日(火) 振替休館
11月5日(水) 振替休館
11月6日(木) 午後1時まで休館


「花子とアン」ロケセットは、休館日でもごらんになれます。
(建物の構造上、セットの中に入ることはできませんのでご了承下さい)

蔵座敷の室内は、休館日はごらんになれません。
 
2014/11/03(月) 12:02:43

本日、富士山絶景!

今日はいつにも増してカメラを構える方が多いなあ…
と思っていたら、蔵座敷からの富士山がたいへん綺麗なのでした!

資料館の玄関や駐車場からは木の陰になって
富士山が見えないのですが…

蔵座敷の門の前から振り返ってみて下さい!
この門の前です。
この門から振り返って!












そうすると、緩やかな坂道の彼方に富士山が微笑んでいますよ♪
蔵座敷門前からの富士山















目の前の蔵座敷とロケセットの方に視線が夢中になっちゃいますが、
門の前まできたら、ぜひ振り返ってみて下さい。

ちなみに…
閉館後には、夕陽にほんのり染まった姿が見られました。
夕暮れの富士山from蔵座敷















 
今日は文化の日。
少し前までの予報では曇りや雨でしたが、見事な快晴となりました!
さすが晴れの特異日…土壇場の逆転ですね(感嘆)。

鮮やかな青空に誘われてお出かけになる方も多いことと思います。
「花子とアン」ロケセットへのアクセスマップを掲載いたしますので、
ご参考になさって下さい。

花子の生家ロケセットへのアクセスマップ














PDF版は、韮崎市観光協会のHPでご覧になれます。
韮崎市観光協会HP
http://www.nirasaki-kankou.jp/
ロケセットへの地図
http://www.nirasaki-kankou.jp/img/2014/10/地図.pdf

今日のロケセット。
黄色く色づき始めた木々と赤い木々のコントラスト。
文化の日のロケセットの様子
















今日の蔵座敷。
文化の日の蔵座敷の様子