韮崎市民俗資料館ブログ〜「にらみん」のお散歩日記〜
「にらみん」は韮崎市民俗資料館のニックネームです。伝えたいな~、このまちのいろんなトコやコト♪
2017/01/14(土) 12:05:29

市役所の前の道祖神さん

今季最大の寒波がやって来ている今日、道祖神のお祭りやどんど焼きなど小正月のお祭りが行われる地区も多いことと思います。
せっかくのお祭りの日に雪や身を切るような寒さとは…いくら真冬の行事とはいえ厳しいことです。

韮崎市役所のすぐ前の水神町の道祖神さんも、紅白の幕や幟旗で小正月のおめかしをしておりました。
普段は見過ごしてしまうような小さな祠ですが、地域の方の飾りつけで華やかに彩られ、車で通る人たちにも「お!ここに神様が祀られているんだ」と発見を与えてくれます。

市役所前の道祖神














ここの道祖神さんは、祠の両側だけでなく、周辺の道路沿いにも幟が掲げられます(10本以上あるかな?)。
紅白の幟に「行路安全」や「悪疫退散」といった願いが書かれています。

悪疫退散の旗














毎年準備をされる地元の方々に頭の下がる思いです。
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昨日の朝は雨が本降りでしたが、雨脚が去った後はさわやかな青空となりました。
そして、今日も絶好の行楽日和です!陽射しがあたたかい。

どこへ行こうかな?と考えている皆さま、韮崎でお祭りをやっていますよ!

韮崎駅からほど近い名刹・雲岸寺の「窟(あな)観音祭り」が今日と明日の二日間開催されます(写真は節分会の時のものですみません…)。
雲岸寺












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(以下は韮崎市観光協会HPより)

峡北に春を告げるお祭り「窟観音祭典」が、雲岸寺にて今年も行われます。
●日時
平成28年3月20日(日) 歩行者天国:午前9時~午後9時

3月21日(月) 歩行者天国:午前9時~午後7時

●場所    雲岸寺境内、窟観音御堂(韮崎市中央町11-2)
●行事    3月20日      バンド演奏、マジックショー、福引大会、
                   よさこい踊り、フジサクラ塾(歌と踊り)
                    風船ショー 終日
        3月21日     窟観音本堂にてご祈祷会、稚児行列(町内を徒歩進行)、
                   マジックショー、バンド演奏、よさこい踊り、
                   フジサクラ塾(歌と踊り)、ビンゴ大会、じゃんけん大会
                    風船ショー 終日
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窟観音祭りは毎年春分の日の前後二日間に行われ、「峡北(山梨県西北部)に春を告げるお祭り」として有名です。
その名のとおり、このお祭りの頃には桜がほころび、明らかに風の匂いが春のものに変わっています。
今日、明日はまさにその「春を告げる」感覚を五感すべてで感じられるでしょう。

お祭りのお楽しみ、屋台もたくさん出ますよ^^ 足を運んでみてはいかがでしょうか?

そして、「お祭り」だけでなく、雲岸寺というお寺さんそのものに大変見どころがあります!

雲岸寺は、江戸時代の甲州街道と佐久往還の分岐点(いまの「本町」交差点)の近くに位置する古刹です。
室町時代の寛正五年(1464)に真言宗の道場として開かれ、その後、江戸時代初めの元和元年(1615)に蔵前院二世の天越和尚により曹洞宗に改められました。

境内東側の七里岩の断崖には、弘法大師・空海が自作の観音菩薩像をまつったと伝わるほら穴「窟(いわや・あな)」があり、寺の起源は平安時代までさかのぼるとも言われています。
雲岸寺が通称「窟(あな)観音」と呼ばれているのは、このほら穴があるためです。
弘法大師が観音像を安置したのち、地元の人々がそれを覆うお堂を建てました。岸壁に貼りついてます!

窟観音堂















寺記によると舞台づくりのお堂が作られたのは寛正六年(1465)で、以後江戸、昭和、平成と修理を重ねながら今に至っています。ほら穴に庇(ひさし)とベランダを付けたような形で、まるで断崖にお堂がめり込んでいるようです。
お堂の中は下の写真のようになっています。石畳に朱塗りの柱で立派です。窟観音祭りの日は、年に一度観音像が開扉されます。
窟堂には観音菩薩像だけでなく、江戸時代の寛文八年(1668)に開眼した千体仏もまつられています。
ぎっしりと並んだ小さなお地蔵さんです。この千体の中に自分と目が合うお地蔵さんがいて、見つけられると良いことがあると言われています。
窟堂の中
















また、窟の左脇に岸壁を貫通したトンネルがあり、昔から参道として使われていました。
トンネル













トンネルの東側出入口(旧市民会館跡の公園)の様子。韮崎駅から歩いて来た場合、こちら側が近道になります。
穴観音東側参道















門柱の脇には「岩屋観世音」と書かれた享保九年(1724)の石碑が建っており、江戸時代にはすでに参道として使われていたことが分かります。
岩屋観世音
















雲岸寺の窟の左脇からつづくトンネルを抜けると、旧市民会館(市民交流センター「ニコリ」の前身)の跡地に出ます。
いまは小さな公園になっていますが、その一角に甲州街道と佐久往還の道標が保存されています。
この道標は、もとは韮崎宿の甲州街道と佐久往還の分岐点(いまの「本町」交差点)に立っていたものです。

右   信州さく郡のみち
左   信州すわ上みち
側面  元禄八乙亥年八月
旧市民会館道標














この道標がもと立っていた場所です。今の「本町」交差点にあたります。
本町交差点














江戸時代、交差点の北側は角島こと百瀬家、南側は大島屋こと保坂家という韮崎宿屈指の商家でした。
昭和四十七年(1972)の札幌冬季オリンピックの際は、東京からやって来た聖火をここで二つに分け、一つは佐久往還を通って佐久へ、もう一つは甲州街道を通って諏訪を目指し、以後二つのルートで札幌を目指していったという逸話があります。

窟観音のお祭りにおいでの際は、ぜひ周りも散策して、歴史の痕跡を探してくださいね。
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ここ数日、急に冷え込んできましたね。やっと本来の冬が来ました。
今朝出勤してくるときの気温は-4℃。手がピリピリと痛かったです。

そんな底冷えの今朝気づいたこと、今日は小正月のお祭りの日だ!
朝、韮崎市役所のすぐ目の前にある道祖神さんに紅白の幕が張られ、のぼりも立てられていたのです。
水神地区のみなさんが集まって幕やのぼりの準備をなさり、お菓子をなどを運んでいる姿が見られました。

元日から七日までを「大正月」と呼び、15日を「小正月」と呼びます。
15日だけでなく、14日から16日までの3日間、または、14日の日没から15日の日没まで、といったとらえ方もあるそうです。
現代の事情から先日の連休にどんど焼きや獅子舞などを行った地域も多いですが、昔は1月14日の夜にどんど焼きなどの小正月の祭りを行っていたのはそのためです。
古代、満月から満月までをひと月とする考えがあり、1月15日(満月の日)を年のはじめとした名残が小正月であるという説があるそうです。
韮崎市域では、小正月に道祖神を飾りつけたり、繭玉団子を作ったりはしますが、どんど焼きはさかんではないようです。

せっかくなので、今朝、立派な道祖神の多い穴山町の様子を見てきました。

こちらは穴山町重久地区の公民館の前にある道祖神です。立派な灯篭付き。
穴山には、灯篭や鳥居、石段、旗台などが付いた立派な構えの道祖神があるのが印象的です。
真新しい竹と神垂(しで・山梨ではオシンメイと言いますね)と飾られています、
重久公民館前の道祖神













同じく重久地区の火の見の近くにも、大変立派な道祖神さんがあります。
「街神」という額のついた石鳥居と、石柵、旗台を備えています。
重久火の見の近くの道祖神














石鳥居付きの道祖神は珍しいのではないでしょうか。
鳥居付きです











旗台には明治33年の銘があります。
明治33年の銘














冬の鳳凰三山を背景にする姿には、素朴さと同時に風格も感じます。
鳳凰三山を背景に













こちらは穴山町次第窪の諏訪神社よこの道祖神。
次第窪の諏訪神社の道祖神












道祖神ウォッチングをしていたら、立派な蚕霊大神の石碑もありました。
蚕霊大神










私が今朝見て来た道祖神は竹と縄、白いオシンメイで飾られていましたが、韮崎市内の他の地区では、色の付いたオシンメイで飾ることもあるようです。
みなさんのお住まいの地域にはどんな道祖神があり、小正月はどんな飾りつけをされているでしょうか。
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今日の韮崎はなんだかソワソワワクワクしています。
朝から何かをお知らせする花火が上がっていて…そうでした!今日は「若宮さん」の日!

韮崎駅から北へ徒歩数分のところにある若宮八幡宮の例大祭です。
旧河原部村の産土神であり、創建は9世紀に溯ると伝わる由緒ある神社です。
御神輿や稚児行列、夜店も立ち並ぶにぎやかな夏祭り。韮崎市民、待望のお祭りです。

にらみんも待っておりました。夜店の焼きそばを…?
…それもですが、このお祭りのときに現れる「茅の輪」を、です!

鳥居に結び付けられたおっきな緑の輪っか!これが「茅の輪(ちのわ)」です。
茅の輪がありました!













茅の輪がありました その2














半年の間にたまった穢れを、この輪をくぐることで清められると言われています。
6月末の「夏越の祓」という行事で行う神社が多いですが、若宮八幡では一月遅れの例大祭のときに茅の輪くぐりが行われます。
(若宮八幡では大晦日からお正月にも茅の輪が出されます)

正しいくぐり方が決まっていて、8の字を書くようにくぐるんです。
ちゃんと神社にイラストで解説してありました。ありがたい限りです。
茅の輪くぐりの解説板














茅の輪くぐりの解説図












茅の輪はチガヤやショウブなどの草を束ねて作られています。
茅の輪の素材1














茅の輪の素材2















茅の輪くぐりが出来るのは、今日7月30日と、大晦日からお正月しかありません。
貴重な機会ですので、お参りしてみてはいかがでしょうか?

 
2014/01/21(火) 22:05:22

永岳寺さんの石仏さま

先日、大草地区の由緒あるお寺・永岳寺さんに天然記念物のシラカシを
拝見しに伺ったときのこと…

大きなシラカシ!

永岳寺のシラカシ
















境内ですてきな石仏にお会いしました。

永岳寺の石仏
















ほんのりと笑みをたたえた、何とも品のあるお顔です。

永岳寺の石仏アップ
















元禄12年の銘がありました。

境内から道路をはさんで西側にも、風情のある石の仏さまが
たたずんでおられました。

永岳寺前の如来石仏
















手作りの前掛けをお召しの如来さま
花柄がすてきですね。

すぐ近くの如意輪観音さまも前掛けでおめかし!

永岳寺前の如意輪観音石仏
















お顔は磨り減って表情はほとんど見えませんが、
やさしくうれしそうに笑っているように見えました。

古い仏さまが今でも大切にされていることが感じられて、
あたたかい気持ちになりました。