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3年生のみなさん、ありがとう 〜今年度の学校見学終了〜

いろんな仕事
02 /24 2017
いつの間にか空気の匂いが春めいて来ました。
蔵座敷の横の紅梅は花盛り、にらみんの周りの白梅も咲きはじめました。

にらみんでは、3月1日(水)からのひな人形の展示準備が進んでいます。
蔵座敷のおひなさまは飾りつけが完成しました。
資料館二階展示室の方は、あと少し…というところです。

さて、今年度の学校見学と出前授業が今日で終了となりました。
説明をするのに手いっぱいであまり写真が撮れず、ブログにアップしていませんでしたが、今年度もいくつもの学校に見学に来ていただいたり、学校に出前授業に伺いました。

甘利小学校、韮崎北東小学校、敷島北小学校、穂坂小学校、韮崎北西小学校、韮崎小学校の3年生のみなさん、お会いできてうれしかったです!

土偶紙芝居を見たり…
土偶紙芝居もしました

熱心にスケッチやメモをしてくれました^^
スケッチがんばってます
見学の様子
見学の様子2

縄文土器を使って拓本体験もしました
土器拓本もしました

がんばって挑戦した土器拓本は、カードに加工してお渡し。
土器拓本カード2017

インフルエンザで資料館見学に来られなくなった学校には、道具をもって出前授業に伺いました!

石臼でお米をひいて、粉にする体験
石臼の体験

薬研を使ってお茶の葉を粉にする体験。
砕いていくと、段々と香りがつよく立ってくるのが分かります。
音も、「ザクザクパリパリ」から「シャリッ」とした軽い音に変わります。
薬研の体験

道具の体験では、使い方だけでなく、香りや音を肌で感じることも大事だなあと分かりました。

忙しい学校スケジュールの中、資料館に来てくださったり、学校に呼んで下さるのは大変なことと思います。
3年生のみなさん、先生方、ありがとうございました!

夏休み!児童センターへ出前授業

いろんな仕事
08 /21 2016
お盆を過ぎて、夏休みも残り少なくなって来ましたね。
にらみんへも、宿題ラストスパートに向けて自由研究の調べものに来てくれる小学生さんいます。
土器や土偶のスケッチをしたり、甲州財閥の小野金六さんや小林一三さんのことを調べたり、みなさん頑張っています。

にらみんでは毎年夏休みに市内の各児童センターへ出前講座に行っています。
去年は実物の縄文土器を持って行って、土器デッサンをしてもらいました。その前は、土偶の切り絵をしたり、江戸時代の買い物ゲームをしたり、毎年内容を変えて実施しています。

今年は、「縄文時代のおうち」(竪穴住居)のペーパークラフトです。

まずは、韮崎市内の遺跡から出て来たあるものを触ってもらって、「何に使う物か」「何で出来ているか」「どれくらい前のものか」を考えてもらいます。
これなーんだ?
石斧に触ってみる

去年の土器は茶色かったけど、ことしは灰色でツルツルしてます。
これは「磨製石斧」という石の斧で、木を切るために使われたと考えられています。
石斧の使い方

いまはのこぎりやチェーンソーで木を切るよね。どうして何千年も昔は石を使ったのかな?

「金属が無かったから!」(←あっさり正解)

小学校低学年おそるべし。ビシッと答えてくれます。

では、何のために木を切ったのかな?何となく切った訳じゃないよね。

「たき木を作るため」(←これも正解!)
「舟を作った」(←おお、鋭い意見!)
「家を建てるため」(←その通り!)

私たちは「家を建てるため」という答えに導こうという下心(?)があったのですが、そんな下心を出すまでもなく、つぎつぎと的を射た答えが飛び出してきて驚きました。

「みなさんが言ってくれた意見はどれも正解です!その中から今日は、縄文時代のおうちを建ててみようと思います!縄文時代のおうちはこんな感じだったよー」
竪穴住居ってどんなの?

みなさんのおうちとどこが違うかな?

「部屋の中に家具がない」
「お風呂やトイレがない」
「屋根が草で出来ている」
「部屋が一つしかない」

うんうん、その通り。これは地面に穴を掘って建てた「竪穴住居」と言います。床が地面より低いのが特徴です。

「今日は縄文時代のおうちを建ててみようと思います。でも外は暑いよ…この暑いのに穴を掘りたい?木を切りに行きたい?」

「切りたーーい!!」

…と予想外の展開にたじろぎつつ(子どもエネルギーおそるべし)、部屋の中で竪穴住居のペーパークラフトを作ってもらいました。
(富山市埋蔵文化財センターさんがHPで提供してくださっているクラフトで、イラストがとっても可愛いのです。
飛び出すカード形式なので、紙を半分に折りたたんで持ち帰ることが出来る点も大変便利です。)
http://www.city.toyama.toyama.jp/etc/maibun/
一生懸命作っています

民俗資料館には残念ながら竪穴住居はありませんが、竪穴住居の中でどんな土器を使っていたのか、実物を見たい人はぜひおいで下さい。
(山梨県立考古博物館の庭には復元された竪穴住居があります)
北西、韮崎、北東の各児童センターのみなさん、ありがとうございました!
甘利児童センターと穂坂放課後子ども教室のみなさんは、9月に参りますよー!

大村先生の「後輩」からのお手紙 ~韮崎北西小3年生のみなさん~

いろんな仕事
03 /05 2016
先月に社会科見学に来てくださった韮崎北西小学校3年生のみなさんからお礼のお手紙をいただきました。ありがとうございます!
きれいなピンクの画用紙に寄せ書きを作ってくださり、これは飾らなければもったいない^^

ということで、大村智先生のポスターのお隣に掲示しました。
お手紙掲示しました















なぜって?韮崎北西小学校のみなさんは、大村先生の母校の後輩にあたるのです。
韮崎北西小は、神山小学校・清哲小学校・円野小学校の3つが統合して昭和53年に開校しました。
大村智先生は、神山小学校の卒業生なのです。
お手紙掲示しました2















「昔のくらしの大変さが分かった」「土器のしおりを本にはさんでいます」…うれしい感想をありがとうございます。
また来年お待ちしています!

お散歩ようこそ ~韮崎市子育て支援センター親子おさんぽ~

いろんな仕事
03 /05 2016
3月3日の桃の節供の日、うららかに晴れた暖かい日差しのもと可愛いお客さんたちがにらみんに来てくれました。
韮崎市子育て支援センターの親子おさんぽ会(にら☆歩歩くらぶ)です^^

未就学児のお子さんとお母さん、支援センターのスタッフやボランティアの方々と楽しい時間を過ごしました。
昨年はじめてお散歩会で来て下さったのですが、ご好評をいただいたそうで♪今年も開催してくださいました。
ありがとうございます!

まずはおっきいにらみんが後田遺跡の仮面土偶「ウーラ」や石之坪遺跡の美人土偶「ミス石之坪」をご紹介。
赤ちゃんが無事に生まれてほしい、元気に育ってほしいという願いは縄文人も私たちも一緒!という熱いメッセージを伝えると、お母さん方はとても共感されていました。
親子おさんぽ ウーラを見ます
















明治時代の美しいおひなさまや珍しい押絵雛、端午の節供のおかぶとも見て頂きました。
押絵雛やおかぶとは初めてご覧になる方も多く、驚かれていました。

桃の節供にふさわしく、春本番のような好天です。お外の見学もレッツゴー!
親子おさんぽ お外も見ます















蔵座敷の中はおひなさまでいっぱい。お子さんたち大興奮です。
親子おさんぽ おひなさまに大喜び
















そして、スペシャル企画。「おひなさまの前でウーラと記念撮影!」。
ウーラのレプリカを持って、記念撮影をしていただきました。
土偶×おひなさま×蔵座敷というレアすぎる組み合わせです。パワーがもらえること間違いなし!
親子おさんぽ ウーラと撮影会














可愛いお子さんに抱かれてウーラもうれしそうに見えます^^
親子おさんぽ ウーラをもって














もちろん花子の家にも遊びに行きました。
親子おさんぽ 花子の家も見ます















昔ばなしの世界に入ったみたい!見ているこちらが癒されました。
親子おさんぽ 縁側にて














お散歩会の様子は「韮崎子育て応援団 にら☆ぐるみん」さんのブログにも紹介されています。↓
http://niragurumin2014.jp/2016/03/03/33-%e3%81%ab%e3%82%89%e2%98%86%e6%ad%a9%e6%ad%a9%e3%81%8f%e3%82%89%e3%81%b6%e3%80%80%e3%80%80%e9%9f%ae%e5%b4%8e%e5%b8%82%e6%b0%91%e4%bf%97%e8%b3%87%e6%96%99%e9%a4%a8/

ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。ぜひ来年もおいでください♪

お祈りの道具も大事 〜韮崎北西小学校3年生のみなさん〜

いろんな仕事
02 /10 2016
今年度最後の学校見学は、韮崎北西小学校3年生のみなさんです。
インフルエンザが流行っているけど、無事に来てくれて良かった!

北西小のみなさん




元気いっぱい次々に質問してくれるので、話に夢中で写真を撮ることを忘れてしまいました(*_*;
ゴメンナサイ…。

北西小のみなさんには、学区内にある「為朝神社」のお話をしました。
地域の歴史に目を向けると同時に、「むかしの道具」には、実用的な働きをするものだけでなく、お祈りやおまじない=「心」にかかわる物のあることを伝えたかったからです。

為朝神社は神山町の武田八幡宮のすぐ南側にあり、平安時代の弓の名手「源為朝」をまつっています。
為朝神社(ブログ用)














為朝は平家物語などにも登場する豪傑です。一本の矢を放つだけで、鎧を着た武士を二人かさねて貫き通した、というほどの怪力の持ち主と伝えられています。
その圧倒的な力強さで疫病さえも追い払うと考えられ、後世、為朝は「疱瘡(天然痘)」という伝染病を防ぐご利益があると信仰されるようになりました。
天然痘を予防する種痘が広まる以前は、神山の為朝神社に多くの人が参拝していました。お堂の中には大きな為朝像がまつられています。
為朝像(ブログ用)














神社にお参りに行くだけでなく、家の軒先に疱瘡除けの飾りを載せる風習もありました。
これは同じく北西小の学区内、円野町にあった疱瘡除けの飾りです。
赤い紙垂が付いているのが、疱瘡除けに関するまじないやお札の特徴です。
疱瘡神の飾り















今のように薬や医療技術が発達していなかった時代、祈ることで病気から逃れようとした人の切実さは、私たちの想像を超えるものだったと思います。命にかかわる疱瘡はむろん、それ以外の病気であっても願いは同じだったでしょう。
そんなことを想像してもらえたらと思います。
「為朝神社知ってる!」「弓の名人でしょ!」と答えてくれた子たちがいて、今も地域の歴史に根付いている神社なのだと感じました。

病気と同じく、火事もむかしの人にとって最も恐ろしいものでした。
これは火事除けのご利益がある秋葉さんのお札です。
秋葉さんのお札














韮崎北西小では、昔からある行事について調べようという宿題が出ていました。
子どもたちに訊いてみたところ、「天神講」を挙げてくれる子がいました。

12月25日ころに公民館に集まって、習字紙に「天満天神宮」と書き、竹に幟のように付けて天神さんの祠へ奉納しに行くという行事です。
学問の神・菅原道真の命日(2月25日ですが、12月25日や1月15日に講を行うこともあります)にお供え物をし、学業上達を願うというものです。その後は、みんなでケーキを食べたり、ビンゴ大会をします。昔は炊き込みご飯などを食べていたそうですよ。
また、かつて天神講の日は家の中にに道真の絵を飾っていました。

写真は神山町鍋山のお天神さんのほこらです。田んぼの中にあります。写真を撮った日はお天神講の後だったので、「天満天神宮」の幟が落ちてしまっていました。残念。
御天神さんのほこら














天神講は全国的にありますが、韮崎市内でも行われて来た行事で、昔の子供たちにとっては年に一度のお楽しみでした。みんなで集まってご飯やお菓子を食べて遊ぶなんて、そりゃ楽しいですよね^^
ノーベル賞を受賞された大村智博士(韮崎市神山町出身)も、子供の頃天神講に参加したことがあるそうです。

天神講に参加したことがある女の子が、お友達に「天満なんとかって字を書いてね、竹につけてね…」と一生懸命説明しているのが、とてもうれしかったです。
クラスの中には色々な地区の子がいます。それぞれの地区のお祭りや行事の様子を教え合えたら、いい勉強になりますね。

韮崎北西小学校のみなさん、ありがとうございました!