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韮崎市民俗資料館ブログ〜「にらみん」のお散歩日記〜
当ブログでは、韮崎市民俗資料館・愛称「にらみん」の情報を発信しています!
韮崎市龍岡町で発掘が行われている御座田(みさだ)遺跡について、現地見学会の開催が決定しました!

御座田遺跡は、昨年度の発掘調査から山梨県内最古級(6世紀後半〜7世紀初め)の須恵器窯の存在が裏付けられた注目の遺跡です。
龍岡台地の斜面の下に位置する調査区域から、灰原(窯の中から掻き出した灰が堆積した層)や、須恵器の癒着資料(窯の壁面や床面が溶けて須恵器とくっついてしまったもの)が見つかりました。

癒着資料は、つまり「須恵器の失敗作」です。
灰原や「失敗作」が見つかったことは、この場所が須恵器の生産地で、窯が存在していたことの証に他なりません。
「八ヶ岳おろし」が強く吹き付ける地形を生かし、高温で窯を焚いていた古代の人々の様子を伝えてくれています。

今年度も発掘調査が行われており、平安時代初め(8世紀末〜9世紀)の須恵器窯の痕跡を示す資料が大量に見つかっています(灰原や須恵器の癒着資料、須恵器の破片など)。
このことから、古代、龍岡台地の斜面を利用して長期間にわたって窯が操業されていた可能性があり、完成品の流通経路も含めて今後の調査研究が期待される遺跡といえます。

今回の説明会では発掘調査の現場を見学することが出来ます。
また、現地見学の前にはこれまでの発掘調査で分かった研究成果などを室内で講義します。
貴重な機会ですので、ぜひふるってご参加ください。

↓発掘調査現地見学会のチラシをごらんください↓
御座田遺跡発掘調査現地見学会チラシ
















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御座田(みさだ)遺跡 発掘調査現地見学会
〜龍岡台地斜面に続く、古代の焼き物の窯跡群出現!〜

日時:平成30年2月3日(土)
    午前9時55分 集合
    午前11時40分ころ終了予定

集合場所:エコパークたつおかコミュニティセンター(室内にお入りください)
       韮崎市龍岡町下條南割1895

駐車場:エコパークたつおかコミュニティセンター駐車場

申込み:不要

参加費:無料

見学内容:
ウォーミングアップ講座・出土品の公開      10:00〜10:30
現地までウォーク・昨年度と調査地点等の解説 10:40〜10:55
発掘現場見学                      11:00〜11:20
駐車場までウォーキングで戻る           11:25〜11:40

注意事項:
○コミュニティセンターから発掘調査現場までは、車での移動は出来ません。
 片道1kmほどのウォーキングになります。
 外を歩きますので、歩きやすい服装、暖かい服装でお越しください。
○当日は混在が予想されます。お車でお越しの際は、お乗り合わせの上お越しください。
○雨天の場合、室内での説明会になります。

お問合せ先:
韮崎市教育委員会 教育課 文化財担当
電話 0551-22-1111(内線261)

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10月14日(土)の「にらみんで秋祭り2017」、時折雨がパラパラ降ってくるお天気でしたが、何とか無事に開催することができました。
前回につづいてレポートします。

今年は新企画として「土の中から宝をさがせ!」を行いました。
文化財担当が日々行っている発掘作業を疑似体験してもらうコーナーです。

午前11時30分、蔵座敷の前に続々人が集まりはじめました。
何がはじまるのでしょう?
蔵座敷の前で何かが始まる?











みなさん地面を掘りはじめました!
実は、蔵座敷の前の一角に10個ほどの「宝物」を埋めてあるのです。
参加者のみなさんには、手がんなやシャベルでその宝物を探してしてもらいます。
地面を掘りはじめました!












どこの埋まっているのかは、地表の見た目からは分かりません。
慎重に掘っていくと、どこかに「色の違う土」が現れます。それが目印となります。
実際の発掘作業でも、色の違う土を見つけて観察することが大事です。

お!明らかに周りと違う白い色の土が出ましたよ!
違う色の土が出た!











違う色の土の下からは、勾玉が出土しました!これは大当たりです。
(勾玉はにらみんスタッフが手作りしたもので、一つ一つ形や色が違います)
勾玉が出土!












勾玉以外には、にらみん特製土偶缶バッジも出土。みんな夢中になって地面を掘ってくれました。

開催数日前に10個ほど穴を掘り、色の違う数種類の土を入れ、その中にカプセルに入れた勾玉や缶バッジを埋めました。
さらに、上から地表と同じ色の土をかぶせて平らにならすと、もうどこに宝物が埋まっているのか?埋めたスタッフにも分からない状態になりました(笑)
前日に雨が降ったのでブルーシートで覆ったりして大変でしたが、楽しんでもらえて良かったです。

宝さがしは午前のスペシャルイベントでしたが、午後には別のスペシャルがありました。
ももたろう7(セブン)さんによる人形劇です!

明治時代の蔵座敷の中で、「ばけものつかい」という演目を上演していただきました。
古典落語を元にしたお話しで、蔵座敷の雰囲気にぴったり!
かわいい人形劇!










人づかいの荒いご隠居が化け物が出る家に引っ越したら…おばけがたくさん出て来てさぁどうなる?!という物語です。
ろくろ首や大入道といった有名なお化けが出てきますが、どれもとっても可愛らしいのです!!
大人も子供も目を輝かせて見入っていました。

上演後はお人形(ももたろう7さんの手作りです!)との撮影会もあって、大喜び。
人形との撮影会












見て下さい!このろくろ首さんの躍動感!
ろくろ首















人形劇を見て、みんなでやきいもを食べて、秋祭りはおひらきとなりました。
あいにくのお天気の中、市内外からおいでくださった皆様に心より御礼申し上げます。
















 
遅くなりましたが、先日開催したイベント2つの様子をレポートいたします。

まずは10月14日(土)に開催した「にらみんで秋祭り2017」。
今年で3回目になる韮崎市民俗資料館(にらみん)最大のおまつりです。
テーマは「電気をつかわずにあそぼう」!

時折雨がパラつくあいにくのお天気でしたが、100名の方々にご来場いただきました。
ありがとうございます!

一昨年、昨年は晴れだったので良かったのですが、今年は前日からずっと雨…(しかも大雨)。
「花子とアン」ロケセット前の広場が会場なので、雨の場合は中止なのです。
当日まで迷いましたが、朝の時点で雨が降っていなかったので開催を決めました。

水が溜まった箇所はシャベルで掻き出して排水し、タープテントを張ってブースを設営しました。
ここは「木の実の工作」コーナーです。
「どんぐりマラカス」と「松ぼっくりのけん玉」を作ります。

木の実の工作コーナー














こちらは「どんぐりマラカス」。
ペットボトルにどんぐりを入れて振ってあそびます。
カラフルな絶縁テープを巻いて、白丸シールでおめめを貼ってあげると、可愛く仕上がります。
どんぐりマラカスを作りました














中に入れるどんぐりは、丸くて大きいクヌギの実と、細長いどんぐり(コナラかな?)の二種類を使いました。
大きさや形の違うどんぐりを混ぜた方が、見た目に変化があってオススメです。
丸いどんぐり













細長いどんぐり













こちらは「松ぼっくりけん玉」。
松ぼっくりに麻ひもを付けて、紙コップに結び付けるだけ。かーんたん!
でも、意外と夢中になって遊んでしまいます(みなさんそうでした)。
10回連続で成功したらアメ玉をゲット!というルールにしました。
これは松ぼっくりけん玉












「なつかしいあそび」のブース。
いつもは地面にブルーシートとゴザを敷いて、その上に座ってゆったり遊ぶのですが、今年は地面が濡れているのでテーブルで…。
ビュンビュンゴマやだるま落とし、羽子板、お手玉などをご用意。
懐かしいあそびコーナー テント













こちらは初登場の「空き缶釣り」。
「空き缶つりだ!昭和だね〜」というお声をいただきました(笑)
民俗資料館らしく?飯櫃に入れてあります。
缶の裏に10点、20点、30点と点数が書いてあり、3本を釣って合計が50点を越えたらアメがもらえます。
一本だけ100点の大当たりが潜んでいて、それを釣り上げたら折り紙のコマがもらえる、というスペシャルルールももうけました。
空き缶つりコーナー













飴かコマがもらえます












毎年大人気の「弓矢で狩り体験」コーナーもあります。
(弓矢体験セットは山梨県立考古博物館さんからお借りしました)
弓矢体験コーナー













林の斜面に潜む動物たちを、縄文人になった気持ちでねらいます。
こんな臨場感ある場所で弓矢体験が出来るのも、自然に囲まれたにらみんならではです。
リアルすぎる?弓矢コーナー










こんなふうに毎回人気のコーナーもあれば、今年から初めて導入した新企画もありましたよ!
次回はその新企画をご紹介します。
(つづく)
 
2017/08/12(土) 10:49:16

にらみん 2017夏の活動記録③

7月の三週連続でイベントのラストは「蔵座敷で昔のくらし体験」でした。
明治時代の蔵座敷の中で、蚊帳を吊ったり瀬戸枕で寝たりしてみたい…という思いが以前からあり、今年はじめて行いました。

7月29日 蔵座敷で昔のくらし体験

エアコンも扇風機も電気蚊取り器も無かった時代、どうやって夏を乗り切っていたのでしょう?
150年くらい前に建てられた小野家蔵座敷の中で、いろいろ体験してもらいました。

まずは「打ち水」から。
蔵座敷の庭に「手桶」と「ひしゃく」を使って水をまきます。
気化熱で地面の温度を下げたり、水を見ることで「涼感」を感じる効果があります(風鈴と同じですね)。

とはいえ。昔は水道からバケツにジャーっと水を入れて運んでくるという訳にはいきません。
井戸から汲んで、天秤棒や桶で運んできました。
残念ながらにらみんには井戸がないので、天秤棒で運ぶ体験だけしてもらいました。
天秤棒と手桶














空の状態の天秤棒と、水を入れた状態では、全然バランス感覚が違います。
大人でもよろっとしてしまいます。

天秤棒から水を手桶に移して、ひしゃくで撒きます。気持ちがいい!
打ち水をしました













打ち水をしたら、座敷に上がって麦茶で一息。
親戚のおうちに来た気分で、風鈴や蚊取り線香のお話を聞いてもらいました。
いぐさの座布団をしいて














そして、座敷に蚊帳を吊ります。
これはポリエステルの白い蚊帳ですが、昔は麻で出来ていて(緑色に染められていた)赤い縁が付いたものが主流でした。
ポリエステルだと肌にまとわりつきますが、麻だとシャリっとして張りがあります。
麻の写真を見せたり、麻の布に触ってもらいました。
蚊帳を吊りました












蔵座敷には、蚊帳を吊るためのL字形の金具が部屋の四隅に元々付いています。昔の家らしいですね。
今のおうちなら新しく金具を打ったり、フックを粘着テープで取り付ける必要があります。

蚊帳に入るときは、蚊帳に付いた虫を払うためにバッサバッサと2,3回はたいてから、サッとすばらく潜り込みます。隙間から虫が入らないようにすばやく。

中に入ったら、陶器の枕に寝転んでもらいました。
硬いけどひんやり。ひんやりだけど硬い…。
蚊帳の中に入ってみました














虫よけの方法を体験したところで、次は涼をとる「うちわ」づくりです。

先日の「夏プロinアイメッセ山梨」でも行った彩色拓本の技を使って、オリジナルうちわをつくります。
・本物の縄文土器に和紙を巻いて拓本をとる
・裏から水彩絵の具で色をつける
・アイロンで乾かして余白を切る
・スプレーのりをつけてうちわに貼る
・名前や日付を書いて土偶スタンプをおして完成!
拓本うちわ作り













7月中に夏休みの工作が完成しましたよ。すばらしい。

最後はおまけのお楽しみ、「弓矢で狩り体験」です。
縄文人になりきって、竹の弓と先の丸い矢を使って、森にひそんだ動物をねらいます。
弓矢体験も!











これは…いつまでやっても飽きないですね。
蒸し暑い中、お昼までおつき合いありがとうございました。
 
2017/08/11(金) 14:53:41

にらみん 2017夏の活動記録②

今年の7月は三週連続でイベントを行いました。
7月17日の「夏休み自由研究プロジェクト 合同プレゼンinアイメッセ山梨」に続いては、7月23日の「縄文座談会 発掘から分かった土器づくり」です。

7月23日 縄文座談会 発掘で分かった土器づくり

山梨県内7館の博物館で構成するネットワーク「縄文王国山梨」による共同企画です。
今年度は3つの館を会場に「縄文座談会」と題した講座を開きます。
そのトップバッターがにらみんでした。

“土器づくり名人”として知られる櫛原功一先生(帝京大学文化財研究所研究員)をお招きし、「縄文土器はどのように作られたのか」というテーマにフォーカスしてお話しいただきました。
「座談会」と銘打っていますので、かしこまった講演というよりも、司会者との対談でフランクに語っていただく形をとりました。
縄文座談会 発掘でわかった土器づくり1














さまざまな遺跡から発掘された遺物や痕跡をもとに、土器の材料となる粘土について、土器制作の場所や手順について、土器づくりの台と考えられる「台型土器」についてなど、詳しくお話しいただきました。
時には実物の粘土や土器を会場内に回して触ってもらうなど臨場感たっぷりの内容でした。
縄文座談会 発掘でわかった土器づくり2














講演会場は明治時代建築の「蔵座敷」で、畳の上に座布団を敷いて縄文トークに聴き入るという珍しいスタイルです。
参加された皆さまは熱心な縄文ファンで、身延町や笛吹市など市外からおいで下さった方も多かったです。
ご自身が陶芸をされているため、土器づくりに大変興味があるという実践的な方もいらっしゃいました。
会場は蔵座敷














講座のあとの質疑応答も盛り上がり、一方的に聴くだけでない双方向の「座談会」となりました。

縄文座談会は、7月29日に南アルプス市ふるさと文化伝承館で第二回目が開かれました。
そして、第三回目は9月9日(土)に笛吹市の釈迦堂遺跡博物館で開かれます。
【小】縄文座談会チラシ
















9月9日の座談会にご参加を希望の方は、空席があるかどうか釈迦堂遺跡博物館にお問い合わせください(要申込み・定員20名)。

釈迦堂遺跡博物館

山梨県笛吹市一宮町千米寺764
TEL 0553-47-3333
http://www.eps4.comlink.ne.jp/~shakado/

→ にらみん 2017夏の活動記録③へつづく