韮崎市民俗資料館ブログ〜「にらみん」のお散歩日記〜
「にらみん」は韮崎市民俗資料館のニックネームです。伝えたいな~、このまちのいろんなトコやコト♪
お盆を過ぎて、夏休みも残り少なくなって来ましたね。
にらみんへも、宿題ラストスパートに向けて自由研究の調べものに来てくれる小学生さんいます。
土器や土偶のスケッチをしたり、甲州財閥の小野金六さんや小林一三さんのことを調べたり、みなさん頑張っています。

にらみんでは毎年夏休みに市内の各児童センターへ出前講座に行っています。
去年は実物の縄文土器を持って行って、土器デッサンをしてもらいました。その前は、土偶の切り絵をしたり、江戸時代の買い物ゲームをしたり、毎年内容を変えて実施しています。

今年は、「縄文時代のおうち」(竪穴住居)のペーパークラフトです。

まずは、韮崎市内の遺跡から出て来たあるものを触ってもらって、「何に使う物か」「何で出来ているか」「どれくらい前のものか」を考えてもらいます。
これなーんだ?
石斧に触ってみる













去年の土器は茶色かったけど、ことしは灰色でツルツルしてます。
これは「磨製石斧」という石の斧で、木を切るために使われたと考えられています。
石斧の使い方













いまはのこぎりやチェーンソーで木を切るよね。どうして何千年も昔は石を使ったのかな?

「金属が無かったから!」(←あっさり正解)

小学校低学年おそるべし。ビシッと答えてくれます。

では、何のために木を切ったのかな?何となく切った訳じゃないよね。

「たき木を作るため」(←これも正解!)
「舟を作った」(←おお、鋭い意見!)
「家を建てるため」(←その通り!)

私たちは「家を建てるため」という答えに導こうという下心(?)があったのですが、そんな下心を出すまでもなく、つぎつぎと的を射た答えが飛び出してきて驚きました。

「みなさんが言ってくれた意見はどれも正解です!その中から今日は、縄文時代のおうちを建ててみようと思います!縄文時代のおうちはこんな感じだったよー」
竪穴住居ってどんなの?












みなさんのおうちとどこが違うかな?

「部屋の中に家具がない」
「お風呂やトイレがない」
「屋根が草で出来ている」
「部屋が一つしかない」

うんうん、その通り。これは地面に穴を掘って建てた「竪穴住居」と言います。床が地面より低いのが特徴です。

「今日は縄文時代のおうちを建ててみようと思います。でも外は暑いよ…この暑いのに穴を掘りたい?木を切りに行きたい?」

「切りたーーい!!」

…と予想外の展開にたじろぎつつ(子どもエネルギーおそるべし)、部屋の中で竪穴住居のペーパークラフトを作ってもらいました。
(富山市埋蔵文化財センターさんがHPで提供してくださっているクラフトで、イラストがとっても可愛いのです。
飛び出すカード形式なので、紙を半分に折りたたんで持ち帰ることが出来る点も大変便利です。)
http://www.city.toyama.toyama.jp/etc/maibun/
一生懸命作っています












民俗資料館には残念ながら竪穴住居はありませんが、竪穴住居の中でどんな土器を使っていたのか、実物を見たい人はぜひおいで下さい。
(山梨県立考古博物館の庭には復元された竪穴住居があります)
北西、韮崎、北東の各児童センターのみなさん、ありがとうございました!
甘利児童センターと穂坂放課後子ども教室のみなさんは、9月に参りますよー!
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2016/08/20(土) 14:47:45

平成28年9月の休館予定

平成28年9月の休館予定をお知らせいたします。
9月は祝日があるため、月曜日以外の振替休館日がございます。

9月19日(月・敬老の日)、および22日(木・秋分の日)は、祝日のため終日開館いたします。
その代わりとして、20日(火)、21日(水)、23日(金)が振替休館になります。
ご来館を予定されている方は、ご注意下さいますようお願いいたします。

【平成28年9月の休館予定】

 1日(木) 午後1時まで休館
 5日(月) 
 8日(木) 午後1時まで休館 
 12日(月) 
 15日(木) 午後1時まで休館 

 19日(月) 祝日のため開館
 20日(火) 振替休館
 21日(水) 振替休館

 22日(木) 祝日のため開館
 23日(金) 振替休館 
 
 26日(月) 
 29日(木) 午後1時まで休館
 
想像を越えるばかりの猛暑日が続いていますが、そろそろ秋の予定も考えてみてはいかがでしょうか。
秋のことに思いをやれば、少しは涼しくなれるかもしれませんよ…?

にらみんでは、いまから一か月後、9月10日(土)に「縄文王国山梨」の巡回ゼミ(講演会)を開催いたします。
テーマは、韮崎が誇る「後田遺跡の仮面土偶」です。

縄文王国山梨巡回ゼミ ~山梨縄文語り~ 第4回

「武田の里で語る縄文世界 ~謎多き仮面土偶の魅力に迫る~」

日時: 平成28年9月10日(土)
     午前10時~11時30分


会場: 韮崎市民俗資料館(山梨県韮崎市藤井町南下條786-3)

講師: 山下孝司氏

参加費: 無料、申し込み不要


山梨県内の7つの博物館で構成するネットワーク「縄文王国山梨」については下記のリンクをご覧ください。
https://www.pref.yamanashi.jp/kouko-hak/joumonoukoku/top.html
http://www.kokumon.co.jp/jomon/

縄文王国巡回ゼミ チラシ
















わたくし、韮崎のスター土偶★後田遺跡の仮面小町「ウーラ」がテーマですわよ♪
※仮面土偶は愛知県陶磁美術館へ貸し出しのため、8月17日から11月中旬ころまでレプリカでの展示となります。
ウーラ(ブログ)













講演の会場は、韮崎市民俗資料館の蔵座敷を予定しています。
明治時代の豪商のお座敷で、縄文の土偶を語るという珍しい機会です。ふるってご参加ください。
蔵座敷の中の様子















桜の蔵座敷








 
昨日、YBSラジオ「ラララ♪モーニング」の中で、当館の展示「しらべてみよう!昔の道具」をご紹介いただきました。
スコーパーキャスターの原厚美さんが、実際の展示をご覧になりながら中継レポートをしてくださいました!

中継のあと、展示の写真も撮ってくださいました^^
スコーパーの原さんが来てくださいました 1












スコーパーの原さんが来てくださいました 2












キャスターさんは、限られた時間の中でどんなことをお話しするか考えることはもちろん、そのための下調べや、終わったあとにブログを書いたりすることも必要です。
毎日本当にたくさんのことを勉強しなければ出来ないお仕事だと感嘆しました。
何より、目の前にある物事を「声だけ・言葉だけ」で分かりやすくお伝えすること!
聴きとりやすい綺麗な声とスピード、具体的にイメージしやすい言葉の選び方etc。
プロってすごい…尊敬します。

「ラララ♪モーニング」のブログに昨日の様子を掲載して下さっています↓
http://www.ybs.jp/radio/morning/2016/08/03110437.html

夏休みの自由研究のヒントになるかもしれませんよ。どうぞご来館下さい。
原さん、ご取材くださいましてありがとうございました!
 
2016/08/02(火) 13:02:56

ウーラが愛知県に出張します

後田遺跡の仮面土偶「ウーラ」が、愛知県陶磁美術館の特別企画展「人が大地と出会うとき」に出張することとなりました。

貸し出しにともない、実物のウーラの展示は8月16日(火)までとなります。

返却は11月になると思われますので、それまではレプリカでの展示となります。
(実物の展示が再開される日が決まりましたら、お知らせいたします)

愛知県陶磁美術館 特別企画展「人が大地と出会うとき」

平成28年9月10日(土) - 10月23日(日)

愛知県瀬戸市南山口町234
TEL:0561-84-7474


ウーラ、愛知県初上陸です!

 
撮って出しの速報レポートです!

現在放送中のNHK大河ドラマ「真田丸」にご出演中の栗原英雄さん(真田信尹役)、迫田孝也さん(矢沢頼幸役)が、本日ご来館くださいました。
叔父上さま!!三十郎さま!!

お二方は本日15時~21時に開催される北杜市の「八ヶ岳ホースショーinこぶちさわ」にゲスト出演なさいます。
その会場に向かわれる前に、信尹屋敷跡の可能性がある隠岐殿遺跡の展示を見学にお立ち寄り下さったのです。
(北杜市観光協会様のご厚意によるものです。ありがとうございました)

新府城の位置する七里岩の模型をご覧になる栗原さんと迫田さん。
(ご本人様に許可をいただいて写真を掲載しております)
叔父上と三十郎さまご来館!1















新府城の復元模型を熱心にご覧になっていました。
叔父上と三十郎さまご来館!2












そして、隠岐殿遺跡から出土した陶磁器や茶道具をごらんいただきました!
信尹様が使ったかもしれない器と、「現代の信尹様」がご対面…夢のようです。
叔父上と三十郎さまご来館!3












にらみんロビーの土偶かかしさん、本日は信尹様と三十郎様をお出迎えするスペシャルバージョンの看板なのでした!
記念撮影していただきました












お忙しいスケジュールの中おいで下さった栗原さんと迫田さん、本当にありがとうございました!
熱心にご見学くださって感無量です(涙)。
(お帰り際、ふと気が付くと迫田さんが見当たらない…と思ったら、館の裏手の水車を走って見に行って下さっていました^^)
テレビ画面から伝わる通りお二方とも格好良くて素敵なのは勿論、とっても気さくで楽しくて、ますますファンになりました。

これで韮崎市民俗資料館も真田丸の「聖地」の仲間入りでしょう!
隠岐殿遺跡と真田信尹の関連は学問的に確定できるものではありませんが、それをきちんとわきまえた上で色々な想像をすることは歴史の楽しみ、醍醐味なのではないでしょうか。
隠岐殿遺跡の展示、どうぞおいでください。
 
先ごろからプレオープン状態となっていた隠岐殿遺跡の出土品の展示につきまして、展示期間が決まりましたのでお知らせいたします。

ミニ企画展「隠岐殿遺跡の謎」

平成28年7月23日(土)~12月28日(水)


「隠岐殿遺跡の謎」チラシ
















新府城跡の東側に位置する戦国時代の遺跡「隠岐殿遺跡」からの出土品を展示いたします。
隠岐殿遺跡からは茶道具、碁石、当時の威信財である輸入陶磁器の破片などが出土しており、戦国時代末期の身分ある人物の住居跡と考えられています。

↓隠岐殿遺跡については、ブログの過去の記事にて詳しくご紹介しております。↓
http://niramin01.blog43.fc2.com/blog-entry-506.html

展示する出土品は、以下のものです。
破片の状態で展示しているものと、器形を復元して展示しているものとがあります。

・輸入陶磁器(青磁、白磁、染付け)
・天目茶碗
・棗
・香炉
・碁石
・すり鉢
・硯
・かわらけ
・綿の実
・籾が付着した漆椀

展示ケース二つ分のこじんまりとした展示ですが、隠岐殿遺跡の出土品をこれだけまとまった形でお見せできる機会は少ないです。当館での展示は四年ぶりとなります。

隠岐殿遺跡ケース1












隠岐殿遺跡ケース2













輸入された青磁や染付け皿の破片。青磁の破片の分厚さに驚かされます。
破片の湾曲からは直径40~50cmもの青磁の大皿(盤)と推測されるものもあります。
青磁、染付など














白磁の皿、天目茶碗、棗、香炉など。
白磁、天目茶碗、棗など














かわらけ(酒宴などで使う素焼きの器)、碁石、すり鉢。
かわらけ・碁石・すり鉢















硯、籾が付着した漆椀、炭化した綿の実。
綿の実など
















入館無料ですので、新府城跡や武田八幡宮など武田家ゆかりの地めぐりと合わせてぜひご覧ください。

なお、韮崎市のお隣の北杜市には、隠岐殿遺跡との「隠岐」つながりが注目される真田隠岐守信尹のお墓があります。
北杜市長坂町長坂上条の龍岸寺が信尹公の菩提寺です。当館からは車で20分ほどの距離になります。

真田信尹公墓所(北杜市長坂町の龍岸寺)
龍岸寺 













お寺は幹線道路から少し奥まった閑静な場所にありますので、お出かけの際は、下記の龍岸寺様のホームページからアクセスマップをごらんになって行かれることをおすすめいたします。

龍岸寺(北杜市長坂町長坂上条1666)
ryuganji.com